ABOUT

農業と養蜂

近年,自然環境の変化や有害な農薬の散布を原因としたミツバチの減少が,世界中で問題になっています。
野菜・果樹・綿など農作物の多くが、ミツバチたちの訪花によって受粉し実をつけます。
ミツバチの減少は,私たちの生活にとても大きな影響をあたえる問題です。

私たちはもともと肥料販売店としてスタートし,現在は,長年の肥料や土壌の研究のノウハウをもとに,
全国の農作物生産のサポートをしています。そのなかで,農作物の受粉用にミツバチを養蜂所から仕入れ,生産現場へ提供していた時期もありました。

しかし,全国の農家さんから「ミツバチの減少」の話を実際に耳にして,
少しでもその問題や不安を解消したいと思い,私たちは養蜂を始めました。

土作りのプロとして

長年続けてきた野菜の品質や収穫量を上げる研究のノウハウを活かして,
 養蜂場付近の農作放棄地の土壌を自然由来の鉱物や肥料で改良し、蜜源となる植物や花を育てています。

良質な土壌で育った植物からは、山のミネラル(アミノ酸や微量要素)を
豊富に含んだ花粉や蜜が採れ、味・香り・糖度の高いはち蜜になります。

私たちは養蜂を通じて農作放棄地を減らし,ミツバチを育て,
人と農業と自然が循環する理想的な「農環境の保全」を目標に活動しています。

蜂蜜を愛するみなさまへ

ミツバチは自然や私達にとってかけがえのない大切なパートナーです。
ミツバチたちが懸命に蜜を集め,子を守りながら生きていく姿は,いつ見ても心を動かされます。
その存在を守る役割を担えることはありがたく,長く続けて次の世代に繋げたいと思っています。

冬は底冷え,夏は蒸し暑い京都は,暑さや寒さに弱いミツバチにとって理想の環境とは言えません。
量も他の産地ほど大量にとはいきませんが,そのぶん糖度が高く,品質にこだわり採蜜しています。

また,私たちは耕作放棄地を活用しミツバチを飼育することで,農環境の保全にも努めていきます。
皆さんの健康維持に欠かせない食品である蜂蜜。私たちの「京百花」をぜひ一度ご賞味ください。